みんなのうがい・⼿洗い

水でのうがいでは、細菌が口の中に残ったままになってしまいます。
イソジン®うがい薬を使って正しいうがいをし、
ウイルスや風邪などの対策をしましょう。

正しいうがい液の
作り方

うがい薬を使ってうがいをするときに、⼤切なポイントは「正しい濃度に薄めること」です。
濃すぎても薄すぎても、殺菌⼒が⼗分に発揮されないので、決められた使い⽅をきちんと守りましょう。

正しいうがいの
仕⽅

帰宅後だけでなく、勤務先・学校などに到着した際や、⾷事の前、掃除をした後などのタイミングでもうがいをしましょう。
乾燥が気になるときや、のどに違和感があるときなどにもうがいは効果的です。

ひと⼝⽬は強めにくちゅくちゅうがい(⼝の中でぶくぶくイソジンを泡⽴てるようなイメージ)をして、吐き出します。
ふた⼝⽬は上を向いて約15秒「ガラガラ」うがいをし、吐き出します。
さん⼝⽬も、上を向いて約15秒「ガラガラ」うがいをして吐き出します。

正しい手洗いの
仕⽅

帰宅後だけでなく、勤務先・学校などに到着した際や、食事の前、掃除をした後などのタイミングでおこないましょう。
乾燥が気になるときや、のどに違和感があるときなどにもうがいは効果的です。

⽯鹸をつけ、⼿の平を合わせて、泡をのばすようによく洗います。
泡をつけた⼿の平を、もう⽚⽅の⼿の甲に重ね、泡をのばすようによく洗います。
指先、⽖の間、指の間を⼗分に洗います。
親指と⼿⾸をしっかり洗います。
流⽔でよく⼿をすすぎます。

【薬剤師が説明】うがいの効果とうがい薬の正しい使い方

「なんだか最近風邪をひきやすい。」
「病院に行く時間もない。」

そんな方には、うがいがおすすめです。

今回のコラムでは、うがいの大切さを知っていただくために、「うがいの効果」と「うがい薬の使い方」について薬剤師が解説します。

・うがいの効果

うがいには3つの重要な効果があります。

1.口内乾燥を予防する
2.口臭を抑える
3.口の中を清潔に保つ

効果①口内乾燥を予防する

口の中が乾燥していると悪い菌やウイルスが繁殖しやすく、乾燥により喉の防御機能が低下することがあります。
また、口内乾燥は体調不良につながるので、うがいで乾燥を予防しましょう。

効果②口臭を抑える

口臭の原因は、歯周病菌、虫歯菌、歯垢、食べかすなどです。うがいでそれらの細菌などを洗い流すことで、口臭を抑える効果が期待できます。

効果③口の中を清潔に保つ

近年の研究では、口の中が清潔に保たれていないと、インフルエンザウイルスやコロナウイルスが口の中に吸着しやすくなることが分かっています。(※1参照)
うがいにより口の中を常に清潔に保つことは、全身の免疫力向上にもつながります。

これらは水でのうがいでも効果はありますが、殺菌作用のあるうがい薬を使うと、うがいの効果はさらに上がります。

免疫力は心身の健康維持にとても大切です。特に「日々ストレスを感じている方」や「生活習慣が乱れている方」は、知らず知らずのうちに免疫力が低下している可能性があるので、うがいをすることをおすすめします。

・ストレスや生活習慣の乱れで免疫力が低下する!?

私たちの体はストレスを受けると、脳からの刺激により糖質コルチコイド(コルチゾールなど)というホルモンが分泌されます。コルチゾールはステロイドホルモンとも呼ばれ、血圧や脈拍を上げることでストレスから身を守ります。また、コルチゾール自体も体の中で分泌されすぎないようバランス調整を行います。
しかし長期的にストレスを受け続けると、バランスが崩れコルチゾールが過剰に分泌され、その結果として免疫を抑える作用が強く現れてしまいます。(※2参照)そのため、ストレスを受け続けると、免疫力が下がり細菌やウイルスに感染しやすくなることがあります。

現代社会では、働く人の約5割が仕事にストレスを抱えていると言われています。またその中で「仕事量」にストレスを抱えている方の割合は一番多く、約4割にものぼります。(※3参照) 仕事量が多いと、睡眠時間や食習慣、運動習慣などの生活習慣が乱れる方も多いでしょう。

ストレスを軽減したり、生活習慣を整えることが難しい場合は、誰にでもすぐに始められる、うがいを取り入れることをおすすめします。

・うがい薬の正しい使い方

水でのうがいも十分に効果がありますが、うがい薬を使用すると、感染対策により効率的です。ここでは殺菌効果があるうがい薬の正しい使い方についてお話しします。

うがい薬を使うときの注意

うがい薬全般の注意事項は次の通りです。

  • ・希釈割合を守る
  • ・「1日数回」は1日4回を目途に

希釈割合を守ろう

うがい薬の多くは、希釈して使います。記載されている希釈方法は最も殺菌効果がでる濃度に調整するステップです。正しく希釈するようにしましょう。

「1日数回」は4回を目途に(※4参照)

用法用量によく書かれている「1日数回」という言葉。「結局何回うがいすればいいの?」と疑問に思った方もいらっしゃるかもしれません。
お薬と違って決まった回数はありませんが、うがい薬の場合「4回を目安」とされているようです。頻回なうがいを避け、用法・用量を守り正しく使用しましょう。

ここからはうがい薬について解説していきます。

・殺菌・消毒作用のあるポビドンヨード

ポビドンヨードは、幅広い殺菌作用を持っています。例えばインフルエンザウイルス、RSウイルス、ノロウイルスをはじめとする様々な細菌・ウイルスなどにも殺菌作用を有しています。

ポビドンヨードの標的となる
菌やウイルスの一覧はコチラ

症状があるときはポビドンヨードでうがいをしよう

ポビドンヨードは、喉のイガイガなど、「風邪かな?」と実際に風邪の初期症状を感じたときに使うことをおすすめします。 早めにポビドンヨード配合のうがい薬でうがいをすることで、症状の悪化を抑えることができます。ただし、5~6日間使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者にご相談ください。(※5参照)

また、ポビドンヨードを配合したうがい薬を使用した後に、稀に口の中がヒリヒリしたり、荒れたりする場合があります。そうした症状が出た際はすぐに使用を中止しましょう。(※5参照)

喉がイガイガしたときは「ガラガラうがい」
口の中を消毒したいときは「くちゅくちゅうがい」

症状の様子によってうがいの方法を変えましょう。 喉が痛くないのに、無理にガラガラうがいをする必要はありません。
うがいの仕方はコチラ

甲状腺機能に異常がある方、妊娠中、授乳中の方は注意
うがいができるようになったお子様から使用可能(※5参照)

甲状腺機能に異常がある方、妊娠中、授乳中の方がポビドンヨードを使用する際は、必ず医師や薬剤師への事前確認をした上で用法・用量通りの使用を心がけてください。

お子さまにも使えるセチルピリジニウム塩化物水和物

ポビドンヨードの他にも、うがい薬に使われる代表的な成分として、セチルピリジニウム塩化物水和物があります。セチルピリジニウム塩化物水和物は、黄色ブドウ球菌またカンジダ等の真菌にも強力な殺菌作用を示す化合物で、うがい薬だけでなく、のど飴、のどスプレー、トローチ、ウェットティッシュなど、様々な製品に使用されています。お子さまも使いやすいよう、フルーツなどの風味を加えている製剤も多くあり、ポビドンヨードの味や匂い苦手な方におすすめです。

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・マスク規制緩和だからこそ、うがいをしよう!

コロナ禍により咳エチケットとしてマスクをつける機会が増えましたが、2023年3月にはマスクの着用が個人の判断となり、マスクを着用しない人も増えてきました。

コロナが終息に向かうのは喜ばしいことです。ただ、コロナウイルスだけではなく、口の中には日ごろから様々な細菌やウイルスが入ってきます。

マスク規制が緩和されて元の日常に戻りつつありますが、感染症流行の脅威が去ったわけではありません。日常生活にうがいの習慣を取り入れて、また、うがい薬をうまく活用して、細菌やウイルスを遠ざけ、感染症に負けない体を作りましょう!

《参考文献》
※1 奥田 克爾「呼吸器ウイルス感染に立ち向かう歯科医療と口腔ケアの重要性」『日本ヘルスケア歯科学会誌』第21巻 , 2020年 , p.12-21
※2 田中 喜秀,脇田 慎一「ストレスと疲労のバイオマーカー」『日薬理誌(Folia Pharmacol. Jpn.)』第137巻 , 2011年 , p.185-188
※3 令和3年 労働安全衛生調査(実態調査)の概要
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/r03-46-50_gaikyo.pdf

※4 日本医師会ニュースNO.135
https://www.med.or.jp/dl-med/people/plaza/135.pdf

※5 イソジン®うがい薬 製品説明書

《執筆者紹介文》
齋藤希美(薬剤師)
急性期・慢性期病院、調剤薬局にて合計8年間勤務したのち、フリーの薬剤師ライターへ転身。根拠のある正しい情報を届けるため、日々活動中です。

有効成分ポビドンヨード(PVPI)とは?

イソジン®とは、感染症の原因となるウイルスや細菌、真菌に対して殺ウイルス・殺菌効果があるPVPI(ポビドンヨード)を有効成分としたうがい薬を代表とするブランドです。1950年代に開発され、いまでは、殺菌・消毒剤の世界的ブランド(海外では主にベタダイン®)へと成⻑し、世界各国で使⽤されています。※⼀部イソジン®シリーズには、PVPI(ポビドンヨード)を含まない商品もあります。

ポビドンヨードについて